Not reallyの意味は?会話での使い方やnot muchとの違いを例文解説
英語を学ぶ上で、フレーズの直訳だけではなく、そのニュアンスや文脈による意味の変化を理解することは非常に重要です。
not reallyはその一例で、直訳すると「本当にではない」または「実際にはない」となりますが、日常会話ではより複雑な意味を持ちます。
この記事では、not reallyの意味、使い方、そして類似表現について詳しく解説します。
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not reallyの意味
not reallyは英語のフレーズで、直訳すると「本当にではない」または「実際にはない」となります。
しかし、ネイティブの日常会話において、この直訳の意味で使われることは多くありません。日常会話では、質問や提案に対して、あいまいな否定や部分的な否定を表すために使われます。また、自分の能力や達成について話すときに、謙遜の表現としても使われます。
not reallyを日本語に訳すと、「そうでもない」、「特にない」、「それほどではない」、「必ずしもそうではない」などの表現が一般的です。ただし、これらの訳は文脈によって柔軟に変わることを覚えておいてください。
not really meaningなどと検索して、英英辞書やネイティブの実際の使い方を見てみることも勉強になりますよ!
not reallyの使い方
not reallyは、通常、質問に対する返事として使われます。その使用は、あいまいな否定、部分否定、そして謙遜を表すことができます。
実際に、ネイティブがどのようにnot reallyを使うのか、英会話例文を通して見てみましょう。
not reallyで「あいまいな否定」を表す英会話例文
not reallyは、yes/noの質問(答えが「はい」または「いいえ」であることが期待される質問)に対して、完全な「no」と言うよりは、あいまいさを保ちつつ否定的な回答をしたいときによく使われます。
一般的には、確信が持てない状況や、はっきりとした答えを避けたいときに使われます。直接的な否定は時として乱暴に聞こえることがありますが、not reallyを使うことで、その硬さを和らげることもできます。
質問:この映画は好きですか?
Q:Do you like this movie?
返事:そうでもないです。
A:Not really.
また、No, not reallyは、Not reallyよりも少し強い否定を表します。しかし、それでも完全な否定ではなく、ある程度の否定を示します。
質問:あなたは数学が得意ですか?
Q:Are you good at math?
返事:いいえ、そんなことないです。英語の方が得意です。
A:No, not really. I’m better at English.
not reallyで「部分否定」を表す英会話例文
not reallyは部分否定を表現することもあります。全体を否定するのではなく、特定の部分や側面を否定する使い方です。
質問:スポーツは好きですか?
Q:Are you into sports?
返事:そうでもないです。バスケットボールだけが好きです。
A:Not really, I only like basketball.
not reallyで「謙遜」を表す英会話例文
not reallyは、自分の能力などについて話すときの謙遜の表現としても使われます。
質問:日本の歴史に詳しいとお伺いしました。
Q:I heard that you know a lot about Japanese history.
返事:そうでもないです。基本的な事柄や重要な出来事について知っているだけですよ。
A:Not really, I just know about the basic matters and important events.
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not reallyはスラングとして使われる場合もある
例えば、若者の間では、not reallyは「全くそう思わない」という強い否定を表すために使われることがあります。これは、一般的なnot reallyの使い方とは異なり、特定の文化的な文脈でのみ理解できるスラング的な使い方です。
しかし、このようなスラング的な使い方は地域や文化、さらには個々の会話の文脈によって大きく変わるため、使用には十分な注意が必要です。
>>「どちらかというと」の英語表現6選|例文で使い方とニュアンスをシーン別解説
not reallyと似ている英語フレーズ
not reallyにはいくつかの類似表現があります。意味や使い方が異なるものもあるので、ここでしっかりと違いを確認しておきましょう。
I’m not reallyの意味
I’m not reallyは、「私はそれほど~ではない」や「私は本当に~ではない」といった意味で、自分自身の状態や感情、行動について部分的に否定するときに使われます。
not reallyが含まれているため、その否定は完全ではなく、ある程度の否定を示します。
例えば、以下のように使います。
私はそれほどスポーツに興味がありません。
I’m not really into sports.
私はそれほど体調が良くありません。
I’m not really feeling well.
It’s not reallyの意味
It’s not reallyは、「それは本当に~ではない」や「それはそんなに~ではない」といった意味で、特定の事柄についての評価や説明をする際に使われます。このフレーズは、その事柄が完全には当てはまらない、または完全には一致しないことを示します。
例えば、以下のように使います。
それは本当に私のスタイルではない
It’s not really my style.
この場合、It’s not really meと言い換えることもできます。ただし、It’s not really meは少し広範で、自分自身の全体的な性格やアイデンティティに関連していることを示すことが多いです。
一方、It’s not really my styleは、より具体的な好みや選択(例えば、ファッションや音楽のスタイルなど)に関連していることを示すことが多い表現です。
really notの意味
really notは、「本当に~ない」または「絶対に~ない」という強い否定を表します。ここでのreallyは強調のために使われ、notは否定を表します。
彼は本当にその仕事が好きではありません。
He is really not fond of that job.
※be fond of ~で、「~が好き」という表現です。
>>英語スラングain’tの意味と使い方|ain’t noは否定の強調表現
not reallyとnot muchの違い
not reallyが、部分的否定やあいまいな否定を表す一方、not muchは、「あまり~ない」や「それほど~ない」という意味で、何かの量や程度が少ないことを表します。
例えば、Do you like coffee?(コーヒーは好きですか?)という質問に対する回答で考えてみましょう。
Not muchもNot reallyもどちらも適切な回答となり得ます。
しかし、Not reallyを使うと、「私はそれほどコーヒーを好きではない」という意味になります。これは、コーヒーが好きではないことを部分的に否定する表現です。
一方、Not muchを使うと、「私はあまりコーヒーが好きではない」という意味になります。これは、コーヒーを好きという感情の程度が低いことを表します。
このように、どちらのフレーズもコーヒーをあまり好きではないという意味を伝えますが、そのニュアンスは微妙に異なります。
Not reallyの意味は?会話での使い方やnot muchとの違いを例文解説まとめ
not reallyは、あいまいな否定、部分否定、謙遜を表すなど、文脈によってさまざまな意味を持つ便利なフレーズです。
また、I’m not reallyやIt’s not really、really notなどの類似表現も理解することで、英語の表現力をさらに豊かにすることができます。
しかし、これらのフレーズは文脈によって意味が変わるため、使用する際には注意が必要です。これらの意味と使い方を正確に理解し、自然な英会話を楽しめるようになりましょう!