refer toの意味・使い方・訳し方|言及する・指す・紹介するなど例文解説
refer toという熟語は、日常英会話ではなかなか耳にしないですよね。ただ、このrefer toは、ビジネスシーンでは日常的に使われている表現です。
また、最近では海外のサイトから直接商品を購入する方も多いと思いますが、同封されているメモにPlease refer to our website.なんて文言を目にしたことがある方もいるのではないでしょうか?実は、このrefer to、訳し方を知らないでいると困ってしまうこともあるんです!
今回は、refer toの意味と使い方をたくさんの例文を通して紹介します。特にビジネスシーンで役立つ定型フレーズは必見です!refer toの意味と使い方をマスターして知識の幅を広げましょう!
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refer toの意味を理解するポイント
refer toとは、動詞referを元にする熟語です。そのため、まずは元となるreferという動詞の意味から確認しておきましょう。
referのニュアンスと単語のイメージ
referには、情報の元になっているものに関心や注意を向ける、または向かうというニュアンスがあります。そこから、言及する、口に出す、呼ぶ、参照する、問い合わせる、照会する、引き合いに出すなどと訳されています。このreferが持つニュアンスや単語のもつイメージをしっかりと掴むことがrefer toを理解するポイントになりますよ!
refer toの4つの意味
refer toには大きく分けて4つの意味があります。
①言及する
会話の中である話題に触れたり、人や物の名前を口にしたり、引き合いに出したりして話を展開させることを指す表現です。
sayやtalkが単に口に出して述べることを表すのに対して、refer toは、はっきりと名前を挙げて明言しつつ話題にあげることを表します。言及するの他に、触れる、指す、引き合いに出す、引用する、表す、意味する、話題に上げるなどと訳されます。
②参照する
何かわからないことがあった時に情報元として頼るという、ask(問い合わせる)に近い意味です。ある物や情報に関して他の人に注意を向けさせる際に使います。参照するの他に、参考にする、調べる、問い合わせる、尋ねる、頼る、注意を向けさせるなどと訳されます。
③関係する
ある事柄が人や物に関係する、または関連性があることを意味します。関係するの他に、関連する、当てはまる、適用されるなどと訳されます。
④指示する
refer toは、助言や情報を得るために人や物を他の場所や人へ送る(紹介する)、または物事の決定のために指示するという意味でも使われます。送る、まわす、差し向ける、指示するなどと訳されます。
>>「資料」英語では何?英単語の使い分けと英語表現&シーン別参考例文
refer toの使い方と例文
refer toは、動詞のreferと前置詞のtoから成り立っています。そのため、refer toの後には、名詞または名詞相当語句が来ます。それでは、refer toの具体的な使い方を例文で確認していきましょう。
refer toの使い方と例文①言及する
まずは①言及するの例文を紹介します。
誰もあの恐ろしい出来事に関して話題にあげなかった。
No one referred to that terrible incident.
私の兄のことを言っているの?
Are you referring to my brother?
それはWi-Fiのパスワードを指します。
It refers to the password for the Wi-Fi.
「浪速」というと、それは大阪を指します。
When they say ‘Naniwa’, it refers to Osaka.
上記のようにItを使う場合はit refer toではなく、it refers toと必ず “s” がつくので気をつけましょう。
refer toの使い方と例文②参照する
次に②参照するの例文を紹介します。
会議の時はよくメモ書きに頼っています。
I often refer to my notes when I have a meeting.
以前のレポートを参照して過去のデータを確認することにしました。
We decided to refer to the previous reports for historical data.
決められない時にはいつも母に頼っています。
I always refer to my mom when I can’t decide.
refer toだけじゃない参考にするの英語表現はこちらの記事で確認しましょう!
refer toの使い方と例文③関係する
3番目の意味は、関係するでしたね。
この段落は昨年の事故に関連しています。
This paragraph refers to the accidents of last year.
これらの数字は新商品の売上高に関連しています。
These numbers refer to the sales for the new product.
あの新しい給与体系はマネージャーにのみ適用されます。
That new salary scale only refers to managers.
refer toの使い方と例文④指示する
最後は指示する、送るの例文です。
医者はあなたを専門医に紹介します。
The doctor will refer you to a specialist.
経理に請求書をまわす必要があります。
You need to refer the bill to the account.
お客様に手助けが必要な時は、事務所にいくよう指示してください。
You can refer the customer to the office if they need our help.
refer toを指示するの意味で使う際には、refer + 人/物 + to ~の語順になります。refer toの後ろではなく、referとtoの間に送るまたは指示する人や物が入るので覚えておきましょう。
>>英語で関連性はrelevanceだけど相関や関与など類語は5種類ある
Please refer toの意味と使い方
海外とのやり取りのメールや海外商品のタグなどを見ていると、Please refer to〜というフレーズを目にすることがあります。このrefer toは、②の参照するという意味の用法です。
ビジネス用語でいうところの、ご参照くださいまたはご査収くださいに該当します。そこで、この章ではビジネスメールなどのやり取りでよく使われる定型フレーズを紹介します。
以下を参照ください。
Please refer to the following.
添付ファイルをご査収ください。
Please refer to the attached.
参照ください。
Please refer to it.
添付ファイルをご査収ください。
Please refer to the attached file.
取扱説明書を参照してください。
Please refer to the manual.
詳細に関してはHPを参照ください。
Please refer to our website for more information.
これらの例文は定型文として丸暗記しておくととても便利ですよ!
ビジネス英語を勉強するなら効率的に学びたいですよね。こちらの記事ではおすすめアプリや効率的な学習方法を紹介しています。
refer to A as Bの意味と使い方
refer toの応用編として、refer to A as Bという形の構文があります。この形で、AをBと呼ぶまたはAをBとみなすという意味になります。
Aには人や物事が入り、BにはそのAの特徴や性質などをわかりやすく表現したものが入ります。つまり、AをBで言い換えて説明すると理解するとわかりやすいですね。
彼らはそのプロジェクトを「不可能な仕事」と呼びました。
They refer to the project as The Impossible Task.
お母さんは僕のことをサッカーの天才と呼びます。
My mother refers to me as a genius soccer boy.
また、受動態の構造で、何かが特定の名前や用語で呼ばれていることを示すことができるので合わせて覚えておきましょう。
その料理はシェフの看板料理と呼ばれています。
The dish is referred to as the chef’s signature dish.
その料理はシェフの看板料理と呼ばれていますか?
Is the dish referred to as the chef’s signature dish?
refer toの意味・使い方・訳し方|言及する・指す・紹介するなど例文解説まとめ
refer toの意味と使い方を紹介しました。日常会話で耳にする機会はさほど多くはありませんが、ビジネスシーンではよく使われる表現です。例文を声に出して繰り返し読むことで、使い方をしっかりと頭に定着させましょう。
特にPlease refer to ~の表現は定型フレーズです。丸々覚えていつでも使えるようにしておくことをお勧めします!英単語や英語フレーズでわからないことがあったら英語ぷらすをrefer toしてくださいね!