holy shit(ホーリーシット)意味・使い方!ヤバいのスラング表現

holy shit スラング 意味

ネイティブとのフランクな会話にスラングは欠かせません。TVなどでは放送禁止になっていても日常会話では頻繁に使われるフレーズもあり、shitを使った表現はそのひとつです。

今回はshitを含む表現の中でもよく使われるholy shitを主なテーマとして、スラング表現の意味と使い方をご紹介します。
ニュアンスを正しく理解し、ネイティブとの会話を楽しみましょう!

Holy shitの発音・意味

holy shit スラング 意味

holy shitは困った時や驚いた時に思わず口をついて出るフレーズで、日本語でいえば、ヤバい!まずい!くそっ!ちくしょう!にあたります。
発音はアメリカ英語とイギリス英語とでは微妙に異なります。実際に聞き比べてみてくださいね。

アメリカ英語【hoʊli ˈʃɪt】

イギリス英語【həʊli ˈʃɪt】

holyの意味

holyとは聖なる、神聖なという意味です。聖歌のきよしこの夜はサイレントナイトホーリーナイト…と歌いますよね。holy nightで聖なる夜というわけです。
もっとも口語でのholyは強調の表現として使われることが多く、ネガティブなワードを修飾していることもあります。

shitの意味

shitとはウンチのことです。排便するという意味もあります。
日本語のクソ!も語源を辿れば糞(くそ)ですから、基本の意味は同じですが、英語圏では日本とは比べ物にならないほど、shitの使用は厳しく制限されています。Sワードとも呼ばれ、子供が使えば親から厳しく注意されますし、テレビでもピー音で消されています。

ですが、ネイティブは使用制限などおかまいなしに、日常会話では頻繁にshitを使います。
誤解を招きやすいリスキーなワードだけに使わない方が無難ですが、頻出ワードだけに意味を知らないと会話が成立しないこともあります。言葉としての使い方は理解しておきましょう。

Holy shitの類似スラング

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Holy shitにはタブーワードを避けたライトな言い換えもいろいろあります。
ここではHoly shitの類似スラングをご紹介します。

Holy crap

Holy shitの代わりに使われることが多いのがHoly crapです。crapにもshit同様、ウンチや排便するという意味がありますが、shitほど下品ではありません。アメリカでよく使われる表現ですが、イギリスではあまりポピュラーではないようです。

Holy smokes

Holy smokesHoly shitの類似スラングで、驚いたりがっかりしたりしたときに使われます。
smokesは煙ですが、本来の意味とは関係なく使われています。

Holy cow

Holy cowも驚いたときによく使われます。cowは牛ですが煙同様、本来の意味とは全く関係ありません。
なぜ牛?と不思議に思いますが、由来については諸説あり、もともとHoly Christ!と言っていたのが、Christを避けてcowを使うようになったのでは?という説もあるようです。

Christはキリストですね。英語ではOh, my god!Jesus!といった表現もよく使われます。直訳するとおお神よ!イエス様!ですが、びっくりした時に思わず口にする間投句です。しかし宗教的な言葉だけに不快に思う人もいるため、Oh, my gosh!や、Jeez!と言い換えられることがあります。同様にChristcowに置き換えたのではないかと考えられているわけですね。

Holy mackerel

Holy mackerelという類似スラングもあります。mackerelは魚のサバのことです。
こちらもcow同様、明確な語源は不明のようですが、一説ではHoly Mary!の言い換えではないかと考えられているようです。Maryはイエス・キリストの母親であるマリア様のことです。スラングにも宗教的文化的背景が透けて見えるのは面白いですね。

Holy moly

Holy molyというフレーズもあり、Holy shitに比べてかなり下品さが薄い表現です。
他の類似表現同様、molyに特段の意味はなく、ネイティブでも意味を聞かれて応えられる人は少ないでしょう。holyと韻を踏んでいるところを見ると、日本語のマジ卍恐れ入谷の鬼子母神と同じで、語調を整えるためのチョイスなのかもしれませんね。

他にもあるさまざまな英語スラングについては、こちらの記事で取り扱っています。

shitを含む例文

禁止ワードとされながらshitはネイティブとの会話に頻繁に登場します。shitを含む例文とともに具体的な使い方を見てみましょう。

1.ヤバい!新しいiPhone買ったんだ!さわってみていい?
Holy shit! You got a brand-new iPhone! Can I touch it?

驚きや恐怖、不快感を表す際に用いられることの多いholy shitですが、嬉しい時に使われることもあります。
和訳のヤバいも本来は危ない状況を表す言葉ですが、最近ではポジティブな意味でも使われるようになっていますよね。同様にHoly shit!も感嘆の言葉として使われることがあります。
後に続くフレーズでどちらの意味か判断しましょう。

2.頑固おやじの言うことなんて知ったことか。
I don’t give a shit what the stubborn old man says.

give a shitは、気にかける、気にするという意味ですが、一般的に否定形として、気にしない、知ったことかといった意味で使われます。
stubbornは頑固です。old manは直訳すると年老いた男性ですが、男性に対する親しみを込めた呼び名として使われることもあります。日本語のおやじとニュアンスはかなり似ているのではないでしょうか。

3.このハンバーグマジで最高だ!
This hamburger steak is the shit, seriously!

この例文ではshitが日本語のヤバいと同じような使われ方をしています。
ヤバいは本来危ない状況を指す言葉ですが、最近では誉め言葉としても使われるようになってきました。それと同じで、本来ならshitといえばクソだとけなす意味になるはずが、クソうまいという称賛の表現になっているわけです。和訳では最高だと意訳されていますね。
seriouslyは真面目にという意味の副詞で、マジでと訳されています。

ハンバーグはhamburger steakとなっていますね。hamburg steakともいい、実はhamburgはドイツの都市ハンブルクの意味なんです。あのハンバーグはハンブルク風のステーキというわけです。もっとも実際のハンブルグのステーキは日本でおなじみのハンバーグとそれほど似ておらず、hamburger steakといっても正しいイメージは伝わりにくいかもしれません。
似た料理としてはアメリカで考案されたSalisbury steakがあります。ですが、アメリカ国内の一部地方ではマイナーな料理なので、Salisbury steakだけではどんな料理か伝わらない可能性があります。
また、hamburger without buns(バンズなしのハンバーガー)で伝わるかもしれませんが、正確に伝えようと思うなら料理について詳しく説明した方がいいでしょう。

ハンバーグの英語表現について、こちらの記事で詳しく扱っています。

4.私が無職だからって、バカにしないで!
Don’t treat me like shit even though I am unemployed!

treat~like shitは~にひどい扱いをする、馬鹿にするという意味です。treatは待遇する・もてなす・取り扱う、like~のようにです。unemploy~を解雇するという意味で、例文は受け身なので私は解雇された側です。つまりは失業中というわけですね。
even though~は、たとえ~といえどもです。同じ意味のフレーズにeven if~がありますが、even though~~という事実があったとしてもという意味であるのに対し、even if~~と仮定してもという意味になります。
つまりthoughは事実、ifは仮定の話が続くわけですね。
例文はthoughですから無職なのは仮定の話ではなく、実際に解雇されていることがわかります。

まとめ

holy shit スラング 意味

Holy shitはインパクトがある言葉だけにアーティストのバンド名になったり、映像作品の台詞として使われたり、サブカルチャーでは何かと見聞きする機会の多いフレーズです。
しかしshitはSワードとも呼ばれるタブーワードであることは意識しておく必要があります。
映画や洋楽、あるいは日本語RAPのリリックに出てきたからといって、軽い気持ちで使うと人間性を疑われるだけでなく、侮辱されたと誤解されて暴力を振るわれる可能性だってあります。
ネイティブはその背景を理解した上で使っていますが、文化が異なる日本人が誤解されないように使い分けるのは至難の業です。我が身を守るためにもタブーワードの使用は避けましょう。

現代では海外のメディア作品や音楽作品はすぐに商品化され、近くの店舗で新品を入手できます。ホットな話題作のブルーレイをお茶の間で楽しむこともでき、海外がとても身近に感じられるでしょう。しかしモニターで見られる範囲が世界の全てではありません。
たとえSワードが作品中に使われていても、アイテムのロゴとして用いられていたとしても、現地でタブー視されていることは厳然たる事実です。
とくに日本は禁止用語に敏感で、メディアが率先して使用を控える傾向があるため、作品や商品に使われている言葉は公的に認められていると思いがちですが、英語圏の事情は日本国内とは異なります。スラングや口語表現は現地の事情を考慮するようにしましょう。

古くから使われているスラングは辞書にもその意味や使い方が掲載されていることが多いです。映画や歌詞にスラングと思われる言い回しが出てきたら、調べる習慣をつけておきましょう。
無料登録できる辞書アプリをスマホにダウンロードしておけば、いつでもどこでも辞書が引けます。すぐに確認できるようにタブーワードなどはリスト化してまとめておくといいですね。
Wiktionary英語版なら日本語版ではフォローしきれなかった項目にも対応していることが多いです。
レビューなどを参考に自分に合った辞書アプリを見つけましょう。

悪気はなくてもTPOを無視した表現は相手を不快にさせてしまうことがあり、それは英語でも同じです。
言葉は生き物だけに、同じフレーズでも時と場合によってニュアンスが異なります。
文化的背景の異なる相手に礼儀正しい言葉を選ぶことは自分を守る盾ともなります。
リスクの高い表現を避けて安全に英会話を楽しみましょう!

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