「セーター」を英語で?sweaterの発音やニット・カーディガンも例文解説
秋が深まってくると、セーターが恋しい季節になりますよね。
今回は「セーター」に関連する英語表現について詳しく解説します。アメリカ英語とイギリス英語で異なる表現や、ニット、カーディガン、スウェットなどの関連用語についても触れていきます。
それぞれの単語の発音や使い方の例文も交えながら、わかりやすく説明するので、ぜひ参考にしてください!
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「セーター」の英語表現
「セーター」の英語表現は、アメリカ英語とイギリス英語で異なります。アメリカ英語ではsweater、イギリス英語ではjumperと呼ばれます。
それぞれの表現について詳しく見ていきましょう。
sweater
sweaterはアメリカ英語で「セーター」を意味します。カタカナ語では「セーター」と、スペルの W を発音しないようになっていますが、実際の発音は「スウェター」に近く、発音記号は /ˈswɛtər/ です。
実際の英語の発音を以下で確認しましょう。
セーター
sweater
sweaterは以下のように使われます。
冬用に新しいセーターを買いました。
I bought a new sweater for the winter.
母は冬はいつもセーターを着ます。
My mother always wears a sweater in the winter.
※「セーターを着る」は英語で、wear a sweaterと表現します。
jumper
jumperはイギリス英語で「セーター」を意味します。発音は「ジャンパー」に近く、発音記号は /ˈdʒʌmpə/ です。
実際の英語の発音は以下で確認できます。
セーター
jumper
jumperは以下のように使われます。
孫のために美しいセーターを編みました。
I knitted a beautiful jumper for her grandson.
※「セーターを編む」は英語でknit a jumperと表現します。
なお、日本語の「ジャンパー」は英語では、jacketやanorakなどと表現され、イギリス英語のjumperとは異なります。
また、アメリカ英語でjumperは、「袖のないワンピース」や「エプロンのような上着」を指します。
混乱することの無いよう気をつけましょう!
縦セーターの英語表現
「縦セーター」や「たてセタ」と呼ばれる縦の線が入ったデザインのセーターは、英語ではvertical striped sweater/jumperと表現されます。
verticalは「垂直の」や「縦の」という意味を持つ形容詞。stripedは「縞模様の」や「ストライプの」という意味を持つ形容詞です。
彼は会議に縦縞のセーターを着ていきました。
He wore a vertical striped sweater to the meeting.
彼女はオフィスに縦縞のセーターを着ていきました。
She wore a vertical striped jumper to the office.
>>「服を着る」は英語で?wearの過去形・過去分詞やput onなども例文解説
スラングugly sweaterの意味
ugly sweaterは、クリスマスシーズンに着る「ダサいセーター」を指します。これはジョークグッズとしての側面もあり、クリスマスに特有の柄を過剰に編み込んだ「悪趣味」なデザインが特徴です。
その悪趣味さが逆に「ダサかわいい」として人気を集めています。
去年のクリスマスに「ダサいセーターパーティー」をしました。
We had an ugly sweater party last Christmas.
彼はクリスマスの間、ダサいセーターを着るのが大好きです。
He loves wearing ugly sweaters during Christmas.
>>ダサいを英語で?日本語にするとダサい英語やスラングまで例文解説
「ニット」の英語表現
「ニット」は英語でknitと言いますが、これは編み物全般を指す言葉です。トップスなど服の「ニット」を指す具体的なアイテムとしては、knit sweater/jumperやknit dress、knit cardiganなどがあります。
それぞれの英語表現について詳しい意味と使い方を例文と共に見ていきましょう。
knit
knitは動詞としても名詞としても使われる単語です。発音は頭のKは発音せず「ニット」です。
名詞としてのknitは「編み物」や「編み地」を意味し、動詞としては「編む」という意味を持ちます。
彼女は最新の編み物を見せてくれました。
She showed me her latest knit.
彼女はスカーフや帽子を編むのが大好きです。
She loves to knit scarves and hats.
knit sweater / knit jumper
knit sweaterあるいはknit jumperは、特に編み物の技術を使って作られたセーターを指します。フリースセーターなど、異なる技術や素材で作られるセーターもあるため、knit sweater / jumperという表現は、編み物の技術を強調する表現となります。
この手編みのセーターはとても暖かいです。
This hand-knit sweater is very warm.
※hand knit sweaterで、手編みのセーターを意味します。スペルはhand-knit sweaterとすることもあります。
彼女はパーティーに編み物のセーターを着ていきました。
She wore a knitted jumper to the party.
knit dress
knit dressは「ニットワンピース」という意味です。「ワンピース」は英語でdress。つまり、knit(ニット)で作られたdress(ワンピース)を指します。
姉はパーティーに美しいニットワンピースを着ていきました。
My sister wore a beautiful knit dress to the party.
knit cardigan
knit cardiganは「編み物のカーディガン」を意味します。cardigan(カーディガン)は英米共通の表現で、前面にボタンやジッパーが付いたニットの上着を指します。
彼女はドレスの上に編み物のカーディガンを着ました。
She wore a knitted cardigan over her dress.
>>ペットボトルは英語じゃない!PET bottleは通じる?スペル・イギリス発音
スウェットはセーターは別物
日本語で「スウェット」と呼ばれる服は、英語ではsweatshirtと言います。これはsweaterとは異なるものです。
sweatshirtは主にコットンやポリエステルで作られ、内側にフリース素材が使われることが多いです。
ジョギングするときにスウェットシャツを着るのが好きです。
I like to wear a sweatshirt when I go jogging.
sweaterとsewatshirtの違い
sweater(セーター) | sweatshirt(スウェット) | |
素材 | ウールやアクリルなどのニット素材 | コットンやポリエステルのフリース素材 |
デザイン | ドレスアップにもカジュアルにも使えるデザイン | カジュアルでスポーティなデザインが主流 |
用途 | 暖かさを提供するために着用されることが多い | 運動やリラックス時に着用されることが多い |
sweaterという単語は、もともと「汗をかく(sweat)ための衣類」という意味から来ています。昔は運動や労働をして汗をかく際に着る衣類として使われていましたが、現在では主に暖かさを提供するためのニット製品を指します。
sweatshirtは「汗(sweat)を吸収するシャツ」という意味で、運動時に汗を吸収するために作られたフリース製品です。
sweaterとsweatshirtは名前に「sweat」が含まれているため混同されがちですが、実際には異なる衣類です。それぞれの用途や素材が異なるため、適切な場面で使い分けましょう。
「セーター」を英語で?sweaterの発音やニット・カーディガンも例文解説まとめ
「セーター」に関連する英語表現について詳しく解説しました。
アメリカ英語ではsweater、イギリス英語ではjumperという表現の違いがあります。
また、縦縞のセーターやugly sweaterの意味、ニットやカーディガン、スウェットの違いについても触れました。
これらの知識を活用して、英語でのショッピングや友人との会話、旅行先での買い物など、さまざまなシーンで役立ててください。英語でのコミュニケーションをさらに楽しみましょう!