英語の資格おすすめ20選|目的別で自分に必要な資格・検定がわかる!

TOEICに英検、IELTSなど英語に関する資格や検定は数多く存在します。
英語学習者の中には、英語系の資格や検定を通して日々の学習の成果をみてみたい、就職/転職活動に役立てたい、といった人も少なくないですよね。
しかし、数ある資格や検定の中で、あなたはどれを受けるべきか明確に把握していますか?
そこで今回は、就職、留学、ビジネスなど目的別におすすめの英語系資格/検定を20選紹介していきます。
これで、自分の目的に合った資格や検定を見つけることができますよ!
初心者向け英語の資格と検定
まずは、英語初心者向けの資格と検定から紹介していきます。
①TOEIC Bridge Test
英語学習初級者から中級者を対象とした、日常生活で活きる英語で聞く/読む能力を測定するテスト。
【テスト形式】リスニング、リーディング、マークシート方式の一斉客観テスト
学生向け英語の資格と検定
続いて学生向けの英語の資格と検定を紹介します。
②GTEC
ベネッセコーポレーション主催。小学生から社会人まで英語力が測定できるスコア型英語4技能検定。
授業の一環として採用している中学校や高校も多く、学生を中心に人気。目的/対象年齢/レベル別に10タイプの問題タイプに分かれている。
【テスト形式】リスニング、リーディング、ライティング、スピーキング
③TEAP
高校3年生(大学受験者)を対象とした大学入試を想定したテスト。難易度の目安としては、英検準2級〜準1級程度で、日本の高校3年生の英語を測定するのに最適なレベル。
【テスト形式】リスニング、リーディング、ライティング、スピーキング
④英単語検定(日本英会話協会)
純粋な英単語力を測る全国統一の新しいタイプの英単語に特化したテスト。全国の小学生や中学生、高校生だけでなく、社会人向けに企業での導入も進んでいる。
【テスト形式】マークシート方式、四者択一
英単語の覚え方のコツはこちらがおすすめです。
留学したい人向け英語の資格と検定
次に留学や海外進学を考えている人向けの英語の資格と検定を紹介していきます。
⑤TOEFL
世界150カ国以上で10,000以上の大学やその他の機関に認定されている国際基準の英語検定。アメリカ、フランス、ドイツの大学ならびにカナダの大学院課程によって最も推奨されている英語テスト。多くの国で留学生に求める英語力を証明するものとして認められている。
【テスト形式】リスニング、リーディング、ライティング、スピーキング
⑥IELTS
世界140ヵ国、合計10,000以上の機関が認定。アメリカやイギリスなどへの留学や研修の英語力証明をはじめ、イギリス、カナダ、オーストラリアなどへの海外移住申請に最適なテスト。留学希望者向けテストと移住希望者向けテストの2種類があり、日本国内での入試でも採用が広がってきている。
【テスト形式】リスニング、リーディング、ライティング、スピーキング
⑦ケンブリッジ英語検定
ヨーロッパを中心に世界中の20,000以上の大学、企業 (雇用者)、行政機関が認定。仕事、入国申請、留学のための資格として国際通用性が高い。イギリスでの大学進学を希望する方には特におすすめ。
【テスト形式】リスニング、リーディング、ライティング、スピーキング
日常生活に役立つ英語の資格と検定
ここでは、日常生活に役立つ英語を身につけられる資格と検定を紹介していきます。
⑧TOEIC
英語のコミュニケーション能力を測るテスト。Listening & Reading testとSpeaking & Writing testの2種類のテストがある。海外での留学経験や居住経験の無い日本人にとっては、英語力向上の初めの一歩として向いている。また、日本の多くの企業が英語力を評価する資格として導入。スコアによっては就職/転職活動にも有利に。
【テスト形式】Listening & Reading Testはリスニング、リーディング、Speaking & Writing Testsはライティング、スピーキング
TOEIC初心者の為の勉強法はこちらの記事が参考になります。
⑨実用英語技能検定(英検®)
日本で最も有名な英語の資格試験。幅広い年齢層で認知され、日常生活だけではなく学校の授業やビジネスにも活かせる英語が学べる。一般的に履歴書に、英検2級以上取得を記載すると企業から評価がされやすいと言われている。
【テスト形式】リスニング、リーディング、ライティング、スピーキング
自分ひとりだと勉強が続かない
英検・TOEIC・TOEFLのテストに特化した専門塾。「自分ひとりだと勉強が続かない」という方を徹底的にサポートしてくれるので「英検に合格したい」「TOEICでハイスコアを狙いたい」と考えてる方におすすめです。

ビジネスに役立つ英語の資格と検定
ここでは、ビジネスにおいて英語を使用する人におすすめの英語の資格と検定を紹介します。
⑩日商ビジネス英語検定
その名の通りビジネス英語を育成する試験で、ライティング能力を測ることに特化している。問題の内容は、企画書や報告書、メールの作成など実用的な知識。専門的なビジネス英語力が必要な貿易会社や商社、外資系企業への就職を考えている人には有効な資格。
【テスト形式】ライティング
⑪国連公用語/英語検定(国連英検)
英語でグローバルに活躍するための資格。国連職員やユネスコ、WHOやJICAなど国際的な組織職員になるための登竜門とも言われている。特A級を取得するのは超難関。最高峰の英語レベルが求められる。ただし、国連と名前がついていても、国際的な資格というわけではなく日本独自の資格なので要注意。
【テスト形式】リスニング、リーディング、ライティング、スピーキング
⑫Linguaskill Business(旧:BULATS)
日本では認知度はまだまだ低いが、ヨーロッパを中心に広く普及しているビジネス英語コミュニケーション能力テスト。海外勤務を考えている人やビジネス英語力を向上させたい人にとって有効な資格。オンラインテストなので、場所を選ばず受験しやすい点も◎。
【テスト形式】リーディング、ライティング、リスニング、スピーキング
⑬GCAS
ビジネスで求められる実践的な英語力を測る、全く新しい英語テストGCAS(ジーキャス)。試験は面接官と一対一の対面式。グローバル指標に基づいた詳細なScore Report によるフィードバックがもらえるのも魅力の一つ。
【テスト形式】スピーキング
⑭貿易実務検定
貿易に関する知識や能力がどれだけあるかを測る検定。知名度が高く、世間の評価も非常に高いため転職活動に有効。英語メインの検定ではないが、試験内容のなかに貿易実務英語も含まれている。
【テスト形式】英語問題に関してはリーディング(全体はマークシート方式と筆記試験)
翻訳や通訳に役立つ英語の資格
ここでは翻訳/通訳試験に関する資格と検定を紹介していきます。
⑮翻訳実務検定TQE
添削やフィードバック、現状レベルの解析を行ってくれるので、自分の翻訳力を知りたい人や翻訳家を志している初心者におすすめ。受験資格は無く、インターネット環境があればどこでも受験することが可能。一定以上のスコアで翻訳実務士に認定される。
【テスト形式】リーディング、和訳
⑯ビジネス通訳検定(TOBIS)
企業で活躍するための通訳スキルを判定する試験。試験内容は全てビジネス/経営をテーマとしている。通訳を目指している人や通訳のスキルを磨きたい人なら誰でも受験可能。
⑰JTA公認 翻訳専門職資格試験
翻訳のプロフェッショナルとしての総合的なスキルに審査し、認定する資格。全4科目あり各科目ごとに合否が判定される仕組み。4科目全てに合格し、かつ2年以上の翻訳実績を積み審査を通過すれば、JTA公認翻訳専門職としての認定証が得られる。
【テスト形式】リーディング、和訳
⑱JTFほんやく検定
主に契約書やニュースなどを翻訳する産業翻訳に関する翻訳家のレベルを測る試験。原文読解力や表現力、政治、科学技術、医学などの幅広い分野と実践的な翻訳能力が問われる。
【テスト形式】リーディング、和訳
あなたも翻訳家になれる?!興味がある方は、こちらの記事が参考になります。
世界で通用する英語資格
日本で最も人気のある英語試験TOEIC。しかし、留学経験者や海外在住者からTOEICなんて受けても意味がないと言われた経験はないでしょうか?
確かにTOEICは英語圏の国々から評価されていない、もしくは知られていないといった現状です。
この理由は、TOEICテストがマークテスト形式で、書く/話すといった要素が問題に含まれていないといった点が大きいようです。
では、日本だけでなく世界で通用する英語の資格や検定はどれなの?そこが知りたい!という方の為に、これまでに紹介した資格や検定の中で、世界で通用するものをまとめてみました。
⑤TOEFL
⑥IELTS
⑦ケンブリッジ英検
⑫Linguaskill Business(旧:BULATS)
Linguaskill Business(旧:BULATS)は世界のビジネスパーソンが受けているもので、ビジネス英語のスキルアップにはもってこいのテストでしたね。
それ以外の上記3つは留学や海外進学、海外移住の為に必要な英語力を証明する検定試験です。アメリカやイギリスなど、渡航国や学校によってどれを推奨しているかは異なってくるので、自分の渡航先の求める条件をしっかりと確認しましょう。
また、これまでに紹介はしていませんが、アメリカの大学進学希望者を対象に行われる学力テストにはACT、アメリカの高校や大学が認定している検定にiTEPといったものもあります。アメリカの大学への進学、留学を考えている際はこちらのテストもチェックしておくといいですよ。
まとめ
数ある英語系の資格や検定から自分に向いているものはみつかりましたか?
訪日外国人に英語で対応したい、留学に向けて準備したい、ビジネスで資格を活かしたい等、それぞれ英語学習をしている理由は異なります。
理由は何にせよ、やみくもに勉強しても効果は得られません。学習の継続も困難です。
そこで是非一度、今回紹介した資格や検定試験を受験してみましょう。スコアや合否を目標に勉強を進めることで、やみくもに勉強するよりも、ぐっと引き締まった勉強ができるはずです。
これを機に皆さんの英語学習が、目標をもった内容の濃いものになりますように。